2005年2月14日

これから壊されるAD

「さあ、こっちへきてください、今度は私の番ですよ」
「か、亀井さん、あの、今日はちょっと体の調子がわるくて、あの」
さっきまで石川の相手をしていて疲れているのに、ソレもかまわずに亀井は消火器のような
自分のイチモツをADの尻にあてがった
「何言ってるんですか、ブラックムースをもらったから元気いっぱいでしょ?いきますよ、えい!」
「ぎゃあああ」


そのころ
AD収容所の片隅で、コソコソと机代わりのみかん箱の上で何かを書いているADがいた

...今書いてきたように毎日誰かしらADが壊されています。
モーニング娘。にペニスがついているなんて信じられないかもしれませんが
紛れもない事実なのです。
彼女たちの我々ADにたいする残虐非道な振る舞いは日増しにエスカレートしており
このままでは普通の社会生活に戻れそうもありません
現に、再生工場送りになった仲間たちのには、ここに戻ってきていないものもおります
私はこの書面を弁護士に送り、彼女たちからの開放を...

「ちょっと、何書いてるの?私にも見せて」
「あ、藤本さん!なんでこんなところに!?こ、こ、これは見ちゃだめです!!」
「いいじゃないの、小説?ちょっと見せなさい」
藤本はADがみかん箱の上で書いていた手紙を乱暴に取り上げると、それを読み始めた
「あら、私たちのことが・・・」
最初はニコニコしながら読んでいたが読み進むにつれみるみる表情が険しくなっていった
そして手紙をくしゃくしゃに丸めると、ADをじろりとにらんだ。
藤本ににらみつけられ、ADは恐怖で全身を小刻みに震わせていた
「あんたには口封じが必要ね、だれか、亀ちゃん呼んできて」
「はい」
ADは娘。たちに逆らうことができない。仲間のADがこれから壊されるというのに
助けることすらできない。なすすべも無くADは亀井を呼びに行った。
これから壊されるADは、もうここに戻ってくることはないだろう。